臨終に際しての近親者への連絡範囲と知らせ方

近年は、お葬式について詳しい高齢者もだんだん少なくなってきて、ここでは、仏式の場合のお葬式の流れについてご紹介する。お葬式の流れについて必要な方に少しでも参考になれば幸いである。

 

危篤の連絡はつながりの深い人に

医師から危篤を告げられたら、まず息のあるうちに会わせたい人に、至急連絡をする。一般に、危篤を知らせる範囲と順位は次のとおり。

1.家族や近親者

血縁の濃い親族。3親等ぐらいまで。たとえば別居している両親、子、兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の親や兄弟姉妹、おじ、おば、甥、姪など。

2.特につながりの深い友人・知人

3.勤務先、学校、関係団体などで、つきあいの深い人など

※ただし、これはあくまでも目安とすること。本人が会いたがっている人、家族が知らせたい人に連絡することが大事である。親戚でも日頃から親しくしている人や親、兄弟姉妹などには知らせた方が悔いが残らない。

 

死亡を知らせる範囲とタイミング

死亡を知らせるのは、臨終に立ち会えなかった家族、近親者、故人と親しかった友人、知人、勤務先、学校、関係団体などである。

すぐに知らせる必要がある人と、通夜・葬儀の日程が決まってから知らせる人とに分ける。

故人がエンディングノートなどに、知らせてほしい人のリストなどを記載していたら必ず連絡する。

遺族がすべての関係者に直接連絡するのたいへんなので、それぞれ代表者2人くらいに通知し、その人たちから他の人へ連絡を頼む。必要であれば、葬儀などでお世話なることもある、隣近所や町内会にも連絡する。

また、菩提寺の僧侶には葬儀でお世話になるので連絡する。併せて葬儀の日程を決めるために菩提寺の予定を聞いてくおく必要がある。